学校長紹介

             みなみ  かつゆき
農業大学校校長  陽 捷行


1943年山口県萩市生まれ。 1971年東北大学大学院農学研究科博士課程修了、同年農林省入省。 1977~1978年米国アイオワ州立大学客員教授、2000年農業環境技術研究所所長。 2001年独立行政法人農業環境技術研究所理事長、2005年北里大学教授、2006年副学長。 2012年公益財団法人農業・環境・健康研究所農業大学校校長就任 ※日本土壌肥料学会賞、環境庁長官賞・優秀賞、日経地球環境技術賞・大賞、日本農学賞・読売農学賞、国際大気汚染防止団体連合Yuan T. Lee国際賞受賞。 ※著書 『土壌圏と大気圏』『地球環境変動と農林業』『環境保全と農林業』(編著・朝倉書店) 『農業と環境―研究の軌跡と進展―共編著』『現代社会における食・環境・健康』 『代替医療と代替農業の連携を求めて』『鳥インフルエンザ―農と環境と医療の視点から』 『農と環境と健康に及ぼすカドミウムとヒ素の影響』『地球温暖化:農と環境と健康に及ぼす影響評価とその対策・適応技術』(編著・養賢堂) 『地球の悲鳴』『農と環境と健康』(アサヒビール・清水弘文堂書房)など。



~校長挨拶~

農の営みと人々の健康はそれらを取りまく環境に影響を受けます。  一方、農の営みは環境と健康に影響を及ぼします。文化・文明もまた農業と環境と健康に影響を及ぼし、かつ影響を受けます。 農業、健康、文化・文明はそれらを取りまく環境に依存しているのです。   医学の父と呼ばれるヒポクラテスは、「食べ物について知らない人が、どうして人の病気について理解できようか」と言っています。 食べ物は土壌から生産されます。となると、彼の言葉は「食べ物」を「作物」や「土壌」に置き換えることもできます。 わが大学校の学びは自然生態系・物質循環の尊重を理念とし、 田畑や森林に生きるすべての生命の調和や営みを、つぶさに観察することから始まります。 そこから、私たち人間も物質循環の調和の環の一部であることに気づき、農業のあり方や人の生き方が見えてくるでしょう。   私たち教職員は、健康で豊かに暮らせる社会を望み、農業に夢と生きがいをもつ学生の入学を心待ちしています。


TBS夢の扉+「農学と医学を連携させた農医連携!農医連携で健康に!?」 農業大学校 校長/陽 捷行
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開校の趣旨と研修目標
本校では、農業に夢といきがいをもち、人々が健康で豊かに暮らすことができる社会づくりに貢献しようとする者を対象に、下記の目標を掲げ、 環境との調和をはかる持続可能な農業について体系的かつ実践的な研修を行い、農業者、農業技術普及員、農産物流通業者等として、必要な能力の向上と人格の涵養を図っています。   1.農業に関わる実践的な知識・技術および精神の付与。 2.「持続可能な農業」を基盤にした健全な農業経営に関わる知識・技術の付与。 3.自然を尊重し、その摂理に従い発展する社会の福祉増進、文化向上に資する知識の付与。

◆学科
学  科 期   間 概   要
基礎技術科 1年制(全寮制) 野菜・稲作
営農技術科 1年制(全寮制) 専攻(野菜・稲作・畜産から選択)

◆履修科目
平成29年度 研修課程
科目区分 授業科目 細科目 講 師 基礎科 営農科 教科内容
農業・環境・健康・科学 時間数 時間数
永続農業 文明と農業 陽捷行 6 18 文明の起源と変遷、現代農業の功罪、永続農業の必要性
文明と土壌 陽捷行 9 世界文明の盛衰と土壌の役割
有機農業 田渕浩康 6 有機農業の歴史および現状と展望
自然農法 阿部修二 24 自然農法の解説とガイドライン、岡田茂吉の生涯と哲学
認証制度 安本和正 6 永続農業にむけた認証制度:有機JAS、エコファーマーの仕組みと運用
環境 農業と地球環境 陽捷行 24 地球生命圏と人間圏の共存をめざして
農業生態系観察 勝倉光徳 6 夏季・秋季における農業生態系観察
健康 農医連携論 陽捷行 21 環境を通した農と医の連携
生命科学 佐久間哲也 3 3 農医連携の現場
健康科学 内田誠也 3 統合医療の実践
健康法 富嶋謙之 3 3 統合医療現場における健康法プログラムとその実践
食育基本法 萬両美幸 3 3 食育とは何か(食育基本法と実際)、栄養バランス
農業生態学 土壌生態学 土壌学概論 加藤孝太郎 30 土壌学の基礎、土壌調査、簡易分析、土壌診断、土づくり施策
応用土壌学 阿部卓 3 土づくりの実際
土壌微生物学 田渕浩康 6 土壌微生物学の基礎と応用
植物病理学 植物病理学 河原崎秀志 30 植物病理学の基礎、主要病害の発生要因と対策、病害診断
応用昆虫学 農業昆虫学概論 廿日出正美 21 昆虫学の基礎、農業における昆虫の動態
昆虫制御 阿部卓 18 害虫対策、稲作・野菜・果樹の昆虫制御、天敵利用、鳥獣害対策
作物育種学 作物育種学 中井弘和 9 作物育種の重要性、育種学の基礎知識、育種の方法
営農 栽培 栽培基礎 横田克長 15 農機具、栽培暦、度量衡、栽植密度、作物の分類
野菜 野菜(総論・各論) 河野剛已 30 育苗の重要性、作物の原産、主要野菜の生理生態と栽培法
水稲 水稲 鈴木智治
奈良吉主
30 稲の一生、外部形態と生理、育苗、本田管理、田草、出穂と登熟、収量構成要素、冬季管理
果樹 果樹 阿部修二 15 20 樹種と分類、苗木繁殖、開花と結実、樹形と整枝剪定、植物ホルモン
畜産 畜産 森 治彦 15 畜産とは、畜種、有機畜産をめざして、実習(採卵鶏、乳牛)
農業機械 農業機械 八巻 進 21 エンジン構造および燃料、種類と基本的構造、操作
労働安全衛生法 外部委託 6 安全衛生および振動工具の取り扱い
農業経営 営農 土屋雅利 21 経営の企画と成立、販売方法、経営情報収集と活用、農業組織、基盤
農業会計 阿部修二 30 農業簿記、財務諸表の見方と経営分析
農業経営 谷口曜夫 6 15 経営目標の設定、多品目栽培における生産計画、販売システム
総合技術 自然農法総合 阿部修二 30 自然農法に基づく野菜、稲作、花卉の営利栽培
専修科目(講義) 414 84
実習・研修 実習 栽培実習 阿部修二
横田克長
591 自然農法による野菜・水稲のプロジェクト栽培、販売方法、漬物、切り干し、干し芋などの加工、培養土・草質堆肥・落葉堆肥などの製造
専攻栽培実習 阿部修二
田中成暁
933 自然農法による専攻作物の栽培、生育診断・土づくり・病虫害診断、販売方法、営農分析・ガイドラインの運用
調査・研究 試験栽培 横田克長 180 180 連作、堆肥の施用法および無施用不耕起、自家採種
研修 地産地消研修 教育職員 6 現場における地産地消の実態視察研修
修学研修 教育職員 18 18 農業先進地の視察
専修科目(実習・研修) 783 1131
一般教養 情報処理 奈良吉主 15 ワード、エクセル、統計処理、パワーポイント、HP作成、ブログ作成
美術文化 教育職員 18 18 美術文化活動の理念と実際、美術品の見方
その他 健康増進セミナー 田中成暁 60 60 健康増進のためのセミナー
スポーツ 教育職員 12 12 スポーツ大会、駅伝大会など
行事 教育職員 21 21 入学式、HR、衛生管理、環境保全、交通安全講習、防災訓練、卒業式
専修科目授業時数/総授業時数(1326時間) 1260時間 1260時間
卒業に必要な授業時数 840時間 840時間
年間授業日数 225日 225日

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