Soft Focus 【幻の「PC WAVE」5月号より】
元祖3D電子地図にマルチメディア図鑑を
バンドルした インターリミテッドロジックの
フィールドマップ日本の野鳥

清水 隆夫

数ある電子地図ソフトのなかで、インターリミテッドロジック(ILL)社の3D地図は、早くから美しい立体表示を行っていた元祖3D地図ソフトだ。その3D地図ソフトに、マルチメディア対応の図鑑がバンドルされた。

マルチメディア図鑑は便利だ

画面1:起動画面は日本地図だが、マルチメディア図鑑機能が装備されている

 「フィールドマップ日本の野鳥」は、3D地図ソフトとしての側面と、マルチメディア図鑑としての側面を持つ、面白いパッケージだ。起動すると、最初に表示されるのは、日本地図なのだが(画面1)、この画面から「図鑑を開く」をクリックすると、検索用のサブウィンドウが開く。(画面2)

画面2:収録されている野鳥の数は約500種類にもおよぶ この検索ウィンドウから、地域や季節、更には環境などを選ぶことで、収録されている日本の野鳥、約500種類の中から自由に表示したい野鳥を選択できる。目的の野鳥を選んで、クリックすることから、常用のwwwブラウザが起動(IEを推奨しているが、Netscapeでも可能)され、写真画像とともに、詳細な情報がブラウザで表示される。(画面3)

画面3:常用するブラウザによってマルチメディア図鑑が見られるのは嬉しい

 この収録されている情報は、非常にコンパクトにまとめられているので、ノートPCなどへインストールしていても容量を気にすることなく使用可能なように配慮されている。いわば、モバイルマルチメディア図鑑といったところだ。コンパクトなサイズではあるが、MP3による野鳥の鳴き声を再生することも可能となっている。MP3用の再生ソフトは、フリーウェアのSCMPXがバンドルされており、新たにMP3用ソフトをインストールする必要はない。(画面4)

画面4:MP3の再生用ソフトSCMPXがバンドルされている さらに図鑑部分が、通常のHTMLで作成されているので、自分の撮影した野鳥データなどを組み込むことも容易だろう。


 3D地図ソフトとしても多機能

 3D地図ソフトとしては、ILLが従来より発売している「Map Brothers」の最新バージョンが収録されており、多機能な3D地図ソフトとして活用できる。特にGPS受信機へのリアルタイム対応が可能となったので、従来はGARMINなどのハンディGPSから、LOGデータとして表示できるだけだったものが、フィールドにおいてもパソコンGPSによって、自分の位置を表示できるようになったのは嬉しい。

 経路検索機能なども装備されているので、山歩きや、フィールド探索などの際に、ノートPCと共にGPS受信機を装備していれば、道に迷うこともないだろう。Map Brothersは、DAN杉本氏のフリーウェア「カシミール3D」をベースに機能拡張されたものだ。詳しくは、別項の杉本氏、ご本人によるカシミール3Dの紹介を参照して欲しい。(画面5)

画面5:定評有る元祖3D電子地図ソフトはDirectX5に対応している

 日本の野鳥に続いて、「日本の野草」、「日本のきのこ」もシリーズで発売されるとのことなので、フィールドへノートPCとGPS受信機を持ち出す際には、これらのシリーズをインストールして出かけると、よりアウトドアライフが充実するのではないだろうか。

【参考URL】http://www.illcorp.co.jp/

◎フィールドマップ日本の野鳥
MS Windows 95/98/NT4.0用
価格:5800円
問合せ先:インターリミテッドロジック
TEL:0426-78-1201

※文中にDAN杉本氏の「カシミール3D」の記述があるが、「幻のPC WAVE5月号」には、杉本氏執筆によるカシミール3Dの原稿も掲載される予定だった。カシミール3Dに関しては、DAN杉本氏のホームページを参照されたい。

【参考URL】http://www.kashmir3d.com/

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